前回まで3回にわたって子ども部屋のリノベーションをしてきました。
壁とドアのペイント、床にクッションフロアを貼って部屋の基本は完成しました。
今回はシンプルな学習机と本棚をつくります。
材料の準備
ホームセンターでパイン集成材を買いました。
自分で切るのは大変なので、カットサービスで切ってもらいます。
板の厚さは30mmにしました。
角はサンダーで丸めておきます。
天板もサンダーをかけます。もともとキレイでしたが、念のため800番までかけました。
準備が終わったら部屋に板を運びます。
脚の取り付け準備
今回はアイアンの脚にしました。
脚2本とネジなどの金具がセットになっています。
そのまま板に取り付ける木ネジと取り外しができる鬼目ナットがついています。
将来部屋の模様替えや家具の移動があるかもしれないので、脚の取り外しができる鬼目ナットで固定することにします。
鬼目ナット用の穴あけ
鬼目ナットをつけるには下穴を開ける必要があります。
まず、脚を置いて位置を決めます。
位置が決まったら鉛筆でマーキングします。
穴の中心は重要なので、わかりやすいようにボールペンで印をつけました。
ドリルでザグリ穴を開けます。
ザグリ穴とは、板を貫通させないで途中まで開いている穴のことです。
深さが分かるようにマスキングテープをつけました。
後で書きますがそれでもミスで1箇所貫通させてしまいました。補修方法も最後に紹介します。
穴が空いたら鬼目ナットをはめ込みます。
六角レンチで押し込みながら鬼目ナットを回していきます。
木の表面に鬼目ナットの端面が来るまで回し入れます。
残りの4箇所も同じように鬼目ナットを埋め込んだら準備完了です。
ニス塗り
木材そのままだと、汚れがついてしまうのでニスを塗ることにしました。
ナチュラルな雰囲気を残すため、木の色はそのまま「つや消しクリヤー」のウレタンニスを選びました。
ハケで塗ります。薄く塗って、乾いたら上塗りしました。
脚の取り付け
ニスが乾いたら脚をボルトで固定して完成です!
貫通穴の修正
鬼目ナット用の穴を開けるときに誤って貫通させてしまった穴の修正方法を紹介します。
記事では後に書きましたが、実際はニスを塗る前に作業しています。
今回は天板で目立つので、なるべく目立たない方法にします。
秘密道具の『埋木錐(うめききり)』です。
なんとダボを作ることができる錐(キリ)です。
普通のダボを使って穴を埋めると、材質が違うのでダボが目立ってしまいます。
これで穴が空いた板と同じ板でダボを作ると、穴をキレイにカモフラージュできます。
使い方はこの通り↓です。
インパクトドリルに付けて使います。
なるべく穴と似ている木目の部分を狙ってキリを当てます。
ある程度の深さまで掘り込んだら、マイナスドライバーでポキっと木栓を折ります。
取り出した木栓です。
ドリル穴の大きさより、木栓が太かったのでカッターで少し削って入れました。
ボンドを付けて指で押し込んでから、トンカチで叩いてさらに押し込みます。
写真はないですが、ダボ用のノコギリでカットしてから、軽くヤスリをかけて馴染ませます。
木目が少しずれてしまいましたが、普通のダボに比べると目立ちません。

次回記事では、
クローゼットを改造した、サイドの本棚を作ります。